PR会社勤務 40歳女子の結婚感

今回お会いしたのはPR会社勤務のIさん。
もうすぐ41歳になる、色白のおっとりした女性です。
―お仕事は?
PR会社でクライアントの広報代理の仕事をしています。
忙しさは、時期にもよりますが平日は21:30くらいに会社をでるのが平均。
早くて20時。
でもデートとか、あらかじめ予定があれば調整してがんばって早めにでます。
PRの会社なのに、割と男性が多い職場なんです。
でも昔、社内で付き合った人がいて。
だから社内って面倒くさいんです。
社内男子が多いのでもったいないですよね。
フロアが違ったらいいかもしれませんが。
もし社内でイベントがあれば行ってみていいかなと思うけど、
自分からは積極的に探すのはないですね。
社内だと、もめたときに面倒だなあ。前の経験からして(笑)
今も、前彼は同じフロアにいて、仕事で話をするのも私が意識して本当に面倒なんです。
懲りちゃいました。
―今の婚活は?
2年くらい彼氏がいません。
今は特にこれって婚活はしていなくて。
たまに飲みに行って、声かけられて、Line交換してデートしたり。
飲みに行くのは好きで、よくその場で話しかけられるんです。
キャラクター的に話かけやすいんでしょうね。
婚活パーティーは2年くらい前に行ってたんですけど、疲れちゃって。
よく行ってたのが10対10のパーティーで、
半個室に女子がいて、そこに男子がまわってきて5分くらい話して次々と変わっていくタイプ。
一緒に行った友達はマッチングするのに、自分はできないことがつづいて。
そこで選ばれない自分がダメなんじゃないかと思いはじめて。
仕事もストレスなのに、プライベートでも疲れて、嫌になっちゃったんです。
自己評価を勝手に下げちゃって悪循環…
頑張って婚活したときにいい結果がでなかったから、
婚活に対してネガティブになってるんです。
自分に自信を無くしちゃったから、飲みに行って仲良くなれたの方が自然でいいなと。
飲みに行くの好きだから、それの延長に恋愛があればいいなあと。
―結婚と付き合う人はちがう?
一緒です。
付き合う人とか好きな人ができたら、まず結婚ができるかを考えちゃいます。
理想は年収700万円。
前はフィーリング重視だったんだけど、今は変わって。
というのも、こないだ契約社員から正社員になったんですが、
逆にお給料が落ちたんです…衝撃でした。
あまりのお給料の安さに将来が不安になって。
時間もない、お金もない、けど一応正社員です、と。
契約が切れる5年後の心配はないけど、
この先もずっとこの安いお給料で行くのかと、そういうことを考えると心配になって。
どうせ婚活するなら年収重視になってしまいました。
年齢も40歳で転職も考えられないし。
―付き合ってから結婚までの理想のスケジュールは?
あんまりだらだら付き合うのも嫌だけど。
1年くらいが理想かな。
好きだったら半年くらいでまず一緒に住んだり。
あ、でも実際好きな人ができて、お付き合いしたら切羽詰まってもっと早く!と迫るかも(笑)。
子供も前は欲しかったけど、今は半分あきらめてるかも。
それよりは旦那さんと仲良くしたい。
ただ、親にも孫は見せたい気持ちはあって。
子供へのモチベーションはそれくらいかな。
最近は親も、お見合いしろとも言わないけど、代わりに実家に戻っておいでとは言います。
ちなみに秋田(笑)
親の心配する気持ちもわかるけど、それしちゃったらもう戻れない。
でも結婚しないと、実家に帰る結果になっちゃうかも。
切実です…
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最近、めでたく契約社員から正社員登用されたIさん。
でもお給料の低さから、逆に将来の不安がリアルになったようです。
現実をみて、改めて考えた結果、
理想の相手には年収も必要と考えが変わったとおっしゃっていました。
特に東京は物価が高くて、家賃もそれなり。
結婚と仕事は切っても切り離せない事情があります。
結婚には、生活のセーフティネットとしての側面もあるのだなと感じました。
さて、婚活をしていると、お相手の年収が気なるのはもちろん正直なところ。
女性側のお話をきくと、何となく「○○〇万円くらいかな」と
イメージでお話される方がいらっしゃいます。
そこで、データ好きな岡本がちょっと調べてみました。
東京都が毎年出している「東京都生計分析調査報告」平成28年によると、
勤労世帯の世帯年収平均は726万6364円でした。
(こちらは世帯年収平均なので、1人ではなく家族全員の年収をあわせたものです)
東京都調査なので、全都道府県の中で1番高い平均になります。
まずは全国で一番高い平均の世帯年収で考えてみると、
自分が働き続けることを前提とすれば
相手が必ずしも700万円の収入が必要とはならないことになりますね。
もし自分に年収300万円があれば、男性は426万円で東京都の平均です。
私はつねづね思っているのが、
物価の高い東京で暮らしていくには、一人暮らしよりは二人暮らし。
しかもどっちも勤労して収入が必須!と考えています。
学生時代から10年一人暮らしをしていて、
つくづく一人で暮らすには、東京はコスト効率が悪いところだなと感じていました。
2人で暮らせば1人分の家賃が割安になり(もちろん自分でも半分出す前提です)、
広いところに住めます。
光熱費も基本料は1人でも2人でもかかるのは同じで、
2人で暮らしても倍にはなりません。
東京は1人より2人で助け合って暮らしていく場所なのです。
とくに子供を特に希望しない2人であれば、
なおさら相手の年収を気にしなくてもいいのです。
今の東京で専業主婦は一昔前のお伽話とあきらめて(笑)、
少ないお給料でもきちんと働き続けて、
パートナーと豊かに暮らす、あたらしいお伽話を作ればいいんです。
年収にとらわれて運命のお相手を逃すのは本当にもったいないことです。
男女関係なく大人は働いて、
自分のことは自分で面倒をみる!の気持ちがあれば
選択肢が広がって、将来の選択肢も広がることだと思います。
あなたの将来をHappyなお伽話にするのかどうかは、あなた次第。
とにかく行動!の気持ちでhachidoriといっしょに、
あなたの青い鳥をがっちり捕獲(笑)しに行きましょう!!!
※ちなみに、2016年度厚生労働省発表の「賃金構造基本統計調査」をもとに、
東京都の年収状況を算出してみると、
2016年の東京都の平均年収は605万9900円でした。
これは都道府県のランキングで1位。
平均月収:40万3400円。平均賞与(ボーナス):121万9100円。
平均年齢:41.4歳。平均勤続年数:11.7年
となります。
こちらは男女合わせた年収の平均なので1人分です。
ご参考まで。