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yuko

統計詐欺には気をつけて

悪いニュースを目にすることが多くて、

最近うんざりしている人も多いと思います。

スマホがある生活では、特に意識しなくても、

様々な情報を(嫌でも)取り入れる毎日を送りがち。

知りたい話、知りたくない話、正しい話、うその話。

玉石混淆な情報の海では、

時には耳をふさぐことも大事だと思います。

今回はそんな情報におぼれがちな方にちょっと役に立つ本をご紹介。

情報って伝える人の意思によって、

同じことについて話をしてても、内容が180度変わってくることがあります。

たとえば先月の選挙の時に感じたのが、

日本の経済について、各党まったく違う評価をしています。

景気がよくなってるデータを出す党、

違うデータで経済発展してないことを示す党。

同じ日本の景気について話してるのに、全然ちがう主張になっているのは、

主張する人の意図を正当化する、

都合のいい統計データを提示しているということ。

ニュースでも統計の数字を根拠にしたものって、

ちょっと説得力があるように見えたりします。

でも一度それを疑ってみる”統計リテラシー”を身に着けてみましょう

と提案しているのがこちらの本

こちらの著書では、

実際に話題になった例題に対して”統計リテラシー”と照らし合わせて、

どこが問題なのかを解説しています。

その中に結婚に関する例題がありました。

例題を簡単に要約すると、

「出生率が低下して少子化が進んでいる。

背景には晩婚・非婚化が認められる。

そこで少子化対策の一環として、

“妊娠適齢期等”の情報を普及することが少子化改善の策である」

数年前に実際に提言された案らしいのですが、

なんだか違和感がある内容です。

常識的な感覚だと子供を産む産まないの選択には、

男女の結婚願望、子ども願望、経済的状況などいろいろな制約がかかわっています。

それなのに、上記の提言だと、

少子化に対して“妊娠適齢期“情報だけが有用のように結論づけられています。

まるで、少子化の責任を個々の親、

とくに母親である女性の生物的な若さにばかり押し付ける

というメッセージを受け止めてしまいます。

この例題では、

前半にある少子化、晩婚・非婚化という統計的事実と、

後半の提言が論理的に正しく接続されていません。

著書では、

あたかも特定の主張に見せかけの説得力を持たせるように、

統計データが飾りのように使われることを、

“統計詐欺”だと警告しています。

“統計詐欺”を見抜くためには詳しい専門知識は必要ありません。

情報に触れた際には統計をうのみにする前に

自分の常識と照らし合わせてみることがポイントといいます。

ちょっとした違和感を大事にする。

違和感のある統計や主張があれば、

本書にあるテクニックを活用して論理的に正しいか、

信用できるのかを自身が判断していけばいいのです。

こと結婚・出産については日々いろいろな情報が出ています。

その都度、内容に振り回されて落ち込んでいたら、

スムーズな婚活にも支障が!!

統計リテラシーを身につけることが、

情報の海で暮らす私たちの正しい自己防衛だと思います。

自身を過度に落ち込ませるような情報には、

耳をつぶって、片目で見るくらいの気持ちで、

健やかな婚活をしていきましょう!!

意識して情報断ちするのも、婚活中はおすすめです♪

あなたらしい結婚を叶えるオーダーメイドな表参道・南青山の結婚紹介所

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